「弘南鉄道ED22形電気機関車」の版間の差分

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譲渡以来、大鰐線の津軽大沢車両区に配置されている。平時は津軽大沢車両区内で車両入れ替えに使用される。また、石川駅常備の[[ホキ800形#ホキ1246|ホキ1246]]と共にバラスト散布時に、冬季降雪時には[[国鉄キ100形#キ105|キ105]]と共に、それぞれの動力車として使用される。
譲渡以来、大鰐線の津軽大沢車両区に配置されている。平時は津軽大沢車両区内で車両入れ替えに使用される。また、石川駅常備の[[ホキ800形#ホキ1246|ホキ1246]]と共にバラスト散布時に、冬季降雪時には[[国鉄キ100形#キ105|キ105]]と共に、それぞれの動力車として使用される。
2020年冬シーズンは検査のため、モーターカーにより除雪を行う。


== 主要諸元 ==
== 主要諸元 ==
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*定格速度:29.0 km/h
*定格速度:29.0 km/h
*定格引張力:3,300kgf
*定格引張力:3,300kgf
*保安装置:弘南鉄道ATS


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
*[http://konantetsudo.jp/guide/guide-vehicle/#vehicle005 弘南鉄道公式サイト]
*[http://konantetsudo.jp/guide/guide-vehicle/#vehicle005 弘南鉄道公式サイト]
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/信濃鉄道1形電気機関車 Wikipedia - 信濃鉄道1形電気機関車]
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/信濃鉄道1形電気機関車 Wikipedia - 信濃鉄道1形電気機関車]

2020年1月19日 (日) 00:21時点における最新版

弘南鉄道ED22形電気機関車1号機(ED221)は、弘南鉄道が所有し、大鰐線で使用する電気機関車である。

経歴

その始まりは、信濃鉄道(現 大糸線 松本〜信濃大町)が1926年〜1927年にアメリカから輸入(ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス(機械部分)およびウェスティングハウス・エレクトリック社(電気部分)が製作)した1形電気機関車の1号機である。製造は1926年6月付。

1937年6月に信濃鉄道が国鉄に買収されると、鉄道省形式が制定されED22形1号機(ED221)となった。買収後も北松本機関区に配置され、大糸南線(松本〜中土)で使用された。
1943年には豊橋機関区に転属し、飯田線で使用された。

1948年1月に国鉄として廃車されると、西武鉄道に譲渡・1形(初代)1号機となる(後にED1形1号機(ED1)に改番)。西武鉄道での使用はごく短期間にとどまり、同年10月に近江鉄道へ貸し出された。
1949年8月に西武鉄道として廃車・1950年2月に近江鉄道に売却された。1955年に国鉄時代と同じED22形1号機に改番された。現在装備するナンバープレートはこの時製作されたものである。
1960年6月に近江鉄道として廃車。書類上一度西武鉄道を経た後、同年9月に一畑電気鉄道に譲渡(改番無し)され、その後1973年3月に同社の貨物営業が廃止されるまで使用された。同年11月に弘南鉄道に譲渡され、現在に至る。

譲渡以来、大鰐線の津軽大沢車両区に配置されている。平時は津軽大沢車両区内で車両入れ替えに使用される。また、石川駅常備のホキ1246と共にバラスト散布時に、冬季降雪時にはキ105と共に、それぞれの動力車として使用される。

2020年冬シーズンは検査のため、モーターカーにより除雪を行う。

主要諸元

  • 軸配置:Bo - Bo
  • 軌間:1,067mm(狭軌)
  • 電気方式:直流1,500V(架空電車線方式)
  • 全長:9,150mm
  • 全幅:2,505mm
  • 全高:4,025mm
  • 重量:28.60t(空車)
  • 台車:棒台枠釣り合い梁式台車
  • 動力伝達方式:1段歯車減速吊り掛け式
  • 主電動機:直流直巻電動機 MT33形 4基
  • 主電動機出力:66 kW (端子電圧675V・1時間定格)
  • 定格出力:264kW
  • 歯車比:4.56 (16:73)
  • 制御方式:抵抗制御・直並列2段組合せ制御
  • 制御装置:電空単位スイッチ式手動加速制御
  • 制動装置:EL14A自動空気ブレーキ
  • 定格速度:29.0 km/h
  • 定格引張力:3,300kgf
  • 保安装置:弘南鉄道ATS

参考文献